スキンシップ

子どもが小さいときには、
抱っこしたり一緒に寝たりというのは当たり前。

それが小学生くらいになると、だんだん
そんなことは「しないのが当たり前」になってきます。

人は哺乳類ですから、生まれた赤ちゃんは母乳を飲んで育ちます。
もちろん母乳がでない方もいらっしゃいますから、「基本的には」です。
この母乳ですが、哺乳類の中では人の母乳が一番濃度が薄いそうなんです。

濃度が薄いから頻繁に授乳しないといけません。
人の脳の発達にはスキンシップが欠かせないので、
頻繁に授乳することで
スキンシップがしっかりできるようになっているんですね。

おっぱいを飲む時、赤ちゃんはお母さんを見つめて、
お母さんが話しかける声を聴いて、
お母さんの肌の温かさを感じて、匂いをかぎながら味わっています。
お母さんの愛情表現を全身で受け止めます。

これをくり返すことで赤ちゃんの五感が刺激されて
脳が発達していくそうです。

愛されているという安心感から、情緒が安定して自己肯定感が高まり、
他人にも優しくできたり、好奇心を発揮することが出来ます。
愛情を与えたり受け取ったりすることで
コミュニケーション能力が高まっていきます。


「私は生まれてきてよかった」という自分自身への信頼感や、
「自分の回りの環境は信頼できるんだ」という安心感が、
人の健全な成長には欠かせませんから、
授乳は単に食料を与える行為ではなくて、
スキンシップによる人間形成という
もっと深くて大きい意味を持っているんですね。

これは、母乳でなくてはいけないということではありません。
ミルクであっても、しっかり抱いて、
赤ちゃんの目を見ながら、話しかけながらあげれば同じです。

逆に母乳であっても、
テレビを見ながらとか、携帯のメールを打ちながらとか、
「心ここにあらず」の状態では、
スキンシップの効果は期待できませんよね。


この時期にスキンシップが不足すると、
劣等感が強くなったり、いつもビクビクしていたり、
物事に対して悲観的な考え方をするようになったり、
心が傷つきやすかったり、
逃避とか自殺とかいう行為に走りやすかったり、
などの傾向がみられるそうです。

最近ニュースになる痛ましい事件は、
こういうところに端を発しているような気がしないでもありません。

スキンシップを求めるのは小さい子どもだけではありませんよね。
男の子と女の子の違いもあるかもしれませんが、
親の愛情に包まれているという感覚は、
いくつになっても欲しいのではないかなぁと思います。

子どもの気持ちを追い込んでいないか、
子どもが安心して頼れる親であるかどうか、
子どもの話を聴けているかどうか、
親の立場にある人は今一度、
自分を見直してみることも大事かもしれませんね。


うちの娘は、時折意味もなく抱きついてきたり、
今回のようにちょっと調子が悪いときには
夜私と一緒に寝るといって譲りません。

そんな時は、「中学生にもなって」という言葉はご法度。
躾をきちんとすることとは別に、
甘えたいときには甘えさせてあげた方がいいなぁと、
安心しきった寝顔を見ていると思います。


息子はさすがにそういうことはしませんでしたが、かわりに
中学生の頃までは、夜寝るときにしょっちゅう
「背中をかいて」と言っていましたし、
もう少し大きくなってからは、
「凝ってるからちょっと背中を押して」と言います。
これも男の子なりのスキンシップかもしれません。

「うちの子、小さい頃のスキンシップが足りなかったかもしれないわ」
という方も、手遅れということはありません。

「自分は自分でよかった」と自己信頼感を持った
素敵な人になってくれるように、
年齢に応じたスキンシップを考えてみたいですね。

心の健康レシピ:スキンシップ


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